愛媛では本当に久しぶりにまとまった大雨が昨日から続いてます。久々すぎて雨の音が気持ちいい。日本最高気温を高知で観測されたほど暑かった日がもうかなり昔のことに思えるくらい今日は涼しくて、秋の訪れを感じて早速ワクワク。四季を愛する私たち日本人だけど、在日歴3年目のマットも最近外国人ゲストに日本の四季を説明するときに「まるで4つの違う国にいるのかと思えるくらい、季節によって人も食べ物も景色も全然違う」と説明していて、旬の野菜や果物が御用達のダックスーパーマーケットで破格値で並ぶたびに興奮しているあたり、同じように四季を愛する日本人ぽくなってきたのを感じる今日この頃。
さて夏休みモード満開で初めての方から嬉しいリピーターさん、お友達のみんながすごい楽しそうだったのに即発されて、私たちもお盆明けに一日だけ小旅行してきました。
今回行ったのは、松山から2時間弱、石鎚山の南方手前に広がる名勝、面河渓谷。暑苦しい夏に見るだけで涼しくさせてくれる、透き通った色の水が流れている写真を見るたびにずっと行きたくて気になってたんです。あぁ早くこの水の中に足を突っ込みたい!!そんなせわしい気持ちに押されまくり、チェックアウト後のお掃除をさっさと済ませてレンタカーを借りて、いざ出発。
松山から面河渓に行くには、そのまま南に下って砥部→三坂峠→久万高原経由で行くルートと、東温市に入ってしばらく東へ向かった後しばらくクネクネした道を走る山道ルートがあります。でも今回行きはまず通ったことのない山道ルートから行くことに。
ツーリング用の地図には「コーナー連続、練習と思ってがんばろう」ていう注意書きがある道。さー どれ程くねってるのか。と思って突入してみると、いやー、ホントにくねりまくり。しかも細くて長くて、さらにバスが来たときはホンマ勘弁して!!でも景色は最高によかった。山に近づくにつれてどんどん涼しくなってきたからテンションも上がる上がる。(こっちの方が近そうに見えたけど結局スピードが出せなくて時間がかかるので、行きやすいのは三坂峠経由だということで帰りはおとなしくそっちから帰って来ました。)
そんなこんなでなんとかたどり着いた面河渓!
写真ではうまく撮れてないけど、本当はもっと水色や緑や複雑に色が交ざりあってて、すごーーーいキレイ!!!水が透き通ってて底まで見えるし、色が変化して見えるし、石肌はスベスベ。一気に清涼感満点。
着いたときはもう夕方5時過ぎだったけど、まだ親子連れが水遊びしてたりしてて明るかったので、軽く散策して今夜の寝床探しスタート。そしたら面河渓に3つもキャンプ場があったので、そのうちの一つ、鉄砲石川ルートにあるキャンプ場に決定。それにしても、どのキャンプ場もちゃんと調理用の台も水道もきれいなトイレも完備してくれていて、無料~400円。素晴らしい。しかもその日はお盆直後の日曜日だったから他に誰もいなくて、キャンプ場貸切!
今回は簡単に来る前に仕込んでおいた串焼き。シンプルに焼くだけだけど、それがやっぱりキャンプでは一番。
おなかいっぱいになって早く寝床へ。手が届きそうな星空を真上に見ながら寝る幸せ。次の日も朝日でさわやかに早く起こされて、水辺でコーヒーと朝ごはんを食べた後、手ごろなハイキングコースがあったので歩いて散策。
そしたらこの地といえども汗びっしょりになったから、いよいよ水遊びしようと思ってマットは早速水辺へ、私はのどが渇いたから先に飲み物を買いに自動販売機へ。
飲み物を買って水辺に帰ってくると、あれ、いない。。 あ、いたいた、あーーーんな遠くまで行ったんや。
私を見つけたらしく、何か言いながら近寄ってくるマット。おー、楽しそう。これは写真撮っとかな。
・・でも近づいてくると、声が楽しそう、というよりは何か叫んでるような・・。
「虫が大量に襲ってくる!!!!!!!!イタイ!!!!!!!」
「????????」
どうやら大事になってるらしいとやっと気づいて助けようと思ったものの、どう助けたらいいんだ?とりあえずタオルを持って近づいて行ったら、確かに彼の周りだけ大量の虫がブンブン飛んで集中攻撃してる。でも私の周りには一匹もいない。虫の領域を侵して怒りを買ったのか?!濡れた人間だけ襲ってくるのか?!
何が起こったから分からない、錯乱状態のマットがようやく石の上にあがって体を拭いていくと、虫も少しずつ離れていってくれて、あぁよかった。刺された瞬間は猛烈に痛かったらしいけど、後には残らなかったので一安心。でもこの騒ぎで私の水辺でのんびり時間はお流れに・・。涙。
でも景色はしっかり楽しんできました。
ともあれ、大自然の中で思う存分リフレッシュできた気持ちいい時間でございました。今度は面河渓から石鎚山登山に行ってみよう。
で、後日、いつもお世話になってるT-Mountainさんに遊びに行ったときのこと。
「面河渓行ってきましたよー!」と、いつもさわやかでナイスガイのテツさんに言ったところ、「あ、大丈夫だった?」の返事が。
・・何が??
「虫。多くなかった?」
・・・・(もうすっかり忘れてたけど)「!!!!!!」
テツさん曰く、夏は水辺に多いアブか、手足が白いハエかとのこと。特徴を言うと、まさにマットが襲われた虫たちのことだったらしい。お盆が過ぎて涼しくなってくるといなくなるとのことで、ちょうどまだいらっしゃった時だったんですね。。 知りませんでした。さすが山の達人、テツさん。今度どっか行くときは先にアドバイスを聞いて行こう。
ということで、今度は寒くなる前の滑床渓谷&四万十川トリップ計画中★