①では、道後地区の外湯は道後温泉本館と椿の湯しかないということを書きましたが、実は少し離れれば色々あるんです。「歩いて巡る」という距離感ではないだけで。ということで、「温泉めぐりたかった・・」 と、少々ショボンとしてしまったゲストの方で、時間のある方にお勧めしている温泉をちょこちょこ紹介していきます。
まずは奥道後。道後温泉駅からバスに乗って約10分で行けます。
奥道後。いい響きですよね、奥座敷みたいで。山の中にひっそりと佇む隠れ温泉な雰囲気を思い浮かべてしまいます。
ところがこちらの奥道後は全然隠れちゃいません。山の中・・?にあるには違いないですが、道後から今治方面に向かう317号線をずっと走っていくと、どどーーーんと現れます。かなり大きい建物が道路の両側にそびえ立ってますが、北側の建物は今は使われてなく、南側に建っている方がそうです。その名も「奥道後 壱湯の守」。温泉は、こちらのホテルの中にある「翠明の湯」です。ですのでこちらも「温泉めぐり」ではなく、このホテルが目的地です。
以前は「ホテル奥道後」という名前で温泉は「ジャングル風呂」だったんですが、数年前に温泉が大改装されて全露天風呂になりました。ジャングル風呂の時はどでかいビニールハウスの中に色んな種類の温泉があって、それはそれで昭和の匂いがしてなかなか趣があった。。といえばあったんですが、露天風呂大好きな私としては、今の方が断然好きです。目の前にどどーーんと山が見えて解放感たっぷり。ただ、「ジャングル風呂」というネーミングがインパクト大で、更新できてない古いうちの情報を見た外国人ゲストにもよく聞かれるので、ジャングルな感じと名前は残したまま、屋根だけとっぱらって全露天風呂にしてくれてもよかったのになーと思ったりもします。
ちなみにこの前桜が咲いてる時に行きましたが、女湯からは山桜がよく見えて気分よかったです。ただし男湯からはあまり見えなかったとか。女性に優しい造りですね。笑
シャワーブースも外にあって、冬は温まるまで寒いんですが、一度温まってしまえば極楽です。今も色んな種類の温泉があるんですが、「西日本最大級」と謳うだけあって、それぞれのお風呂間があいているので十分温まってから次の湯船へ移動しましょう。
お湯は、アルカリ性単純硫黄温泉。トロリとした感じがあり、少し硫黄の匂いがします。シャワーも温泉。なんとも贅沢に使わせてくれます。
さて、この近くには温泉以外特にすることはないんですが、ナナメ前にある茅葺屋根の田舎家というお蕎麦屋さん、とっても美味しいくてお勧めです。人気の箱蕎麦は普通にすごい量が出てきてびっくりするんですが、この前隣に座った男の人たちが全員「箱蕎麦の大盛り」を注文していて思わずガン見してしまいました。食べ盛りの人たちにはもってこいです。
営業時間は11-16時だけなので、温泉前か後のお昼ご飯に行くのが私たちの定番。ぜひ★