あしかけ6年 区切り歩き遍路、ついに満願

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5月28日に香川県の88番”結願所”大窪寺で結願し、その後1日半かけて約40km歩き続けて徳島の一番霊場、霊山寺へお礼参りへ行き、2007年6月から歩き始めて丸6年かかった歩きお遍路、ついに満願!!!!!

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梅雨入り宣言したにもかかわらず、時々晴れ間さえ現れた晴れ女っぷり健在の結願。1番に向かうときには視界の隅に黒々とした雨雲が広がっているにもかかわらず、私たちが歩を進めていく場所だけスポットライトのようにその雨雲をぽっかり広げてくれるというほぼ神がかり的なご守護をいただき、さらには真夏のビーチのような風景も拝ませていただけるなどのご褒美をいただきながらの歩きとなりました。

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それにしても、最後の88番が遂に見えたときの、すっごい嬉しいのと同時に起こったさみしいような、もったいないような複雑な気持ち。頭の中で映画のエンディングテーマのようなものが流れ出す。今まで歩き通した人たちの言ってた気持ちをようやく共有できた嬉しさ。そしてこのなんともいえないこの気持ち、達成感を味わわせてもらえたことに対する感謝。

あらゆる全てにおいて、感謝の気持ちしかない。ワガママを受け入れて歩かせてくれた最愛のパートナーと彼の両親、ケガひとつなく元気に歩かせてくれた体を与えてくれた両親やいつも支えてくれる兄姉、いつもいろんな気づきを与えてくれて、お接待を頂いたり、気持ちよく歩かせてくださる四国や地元の方々、疲れた時にふと気持ちを晴れやかにしてくれるきれいな草花や景色。。。そしてなにより、歩き始めるきっかけをくれて、今まで一緒にこの時間を共有してくれたお遍路の相方。

6年かけて、ひとつのゴールに向かうことを心底楽しみにしながら気持ちを変えることなく、しかも仕事や他の環境が変わりながらもいつも一緒に時間を合わせて一緒にその目的を達成する。。 これに似たようなことって今までに他に経験がないし、これからもあるだろうか。お互い環境が変わって別々に歩くことになったり最後まで歩けなくなる可能性だって何回かあったのに。 お遍路のときだけじゃなく、この6年に起こったことが一緒にぐるぐると頭の中を回りだす。

「お遍路を歩いて満願することができたら、自分では分からないかもしれないけど周りからみたら きっと前とは違う何かが身についてるよ」 とは、88番へ向かう前のお遍路交流サロンで色々なお話を聞かせてくださった方のお言葉。

私自身はお遍路がきっかけで、結果人生が大きく変わってここにいる。歩き終わったら何かお役に立てることをしたいなと思っていて、今ゲストハウスを通じてお遍路の情報発信をしている。でもまだまだおかげを頂いてばかり。

じゃあこれからもっともっと、人に与えられる人になろう。今まで頂いた以上に人に与えられるように。関わってくれる人みんなが楽しく幸せになれるように。

一番霊場にあるお遍路衣装のモデルさんもちょっと色あせてたところに時間の流れを感じたり。

一番霊場にあるお遍路衣装のモデルさんもちょっと色あせてたところに時間の流れを感じたり。

おへんろ交流サロンに貼ってあった、子供向けと思われる表示がとても分かりやすくてよかったのでちょっとご紹介。

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やっぱりよかった、おへんろ歩いて。

ではこの気持ちをこれからスペインの巡礼、カミノ・デ・サンチアゴを歩きながら草の根活動的に広めてきます!