「マシューさん、お祭りでますー?」
という素敵なお誘いに二つ返事で乗ったのは、まだオープン前の準備真っ只中のこと。
松山の兄貴分として私たちが慕っている、SENの改装工事で相当お世話になった川中さんから道後の秋祭りが相当激しく盛り上がるという 話を聞き、元々お祭り大好きな私はもちろんマットも即ノリノリでOK。
しかしケンカ祭りとしても知られるというこのお祭り。8体のお神輿が道後温泉駅前に集まり、2体ずつが鉢合わせ(ぶつけ合い)を して、その勢いで神輿が倒れたり勢いづいた人たちがケンカを始めて負傷者が続出するという。 果たしてマットは無事に帰ってこれるのか???
そしていよいよお祭り直前。金曜の夜に宵祭りがあると教えてもらい、下見(?)で見学に。このときは見学客もそれ程多くなく、ゆっくり楽しみながら観れる程度。
でもすでに若干小競り合いが起こっていた様子。。。 少しドキドキし始める。
そして前夜の土曜日夜、何から何まで準備してくれた川中さんとお友達の皆様に迎えに来ていただき、全身フル装備で準備完了!
子供に初めて制服を着せて幼稚園や小学校に送り出す母親の気持ちってこんな感じ??と勝手な想像をしつつ、お見送り。
それにしても驚いたのが、このお祭り、なんと本宮(本祭り)は早朝6時半にスタートするってこと。
でもその時間に合わせていったらとてもじゃないけど場所がなくて観れないって聞き、私もはりきって5時に出発することに。きっと早すぎてゲストの誰も起きれんやろーなー と思ってたら、なんと4人も一緒に揃って出発。心強し。
そして会場に着いたらまぁいるわいるわ、すでにかなりの人だかり。でもまだ入り込む隙は十分あったので、まだ”安全地帯”かと思われる場所を確保。
そして5時半過ぎから合計8体のお神輿が順番に入り始め、代表者の挨拶などもあって鉢合わせが始まったのは7時頃。
その頃には警察官やガードマンたち、観客たちで私たちの周りも完全に埋められ、久々に最終電車の満員電車状態。
担ぎ手も観客も揉みくちゃ状態です。どっちかの神輿が押されて負けそうになると、観客側でも将棋倒しが起こります。
一度近くにいたおばちゃんが巻き込まれて倒れてしまったり、誰かの靴が片足だけ無くなってエラいとこまで飛んでたり。
いつもは礼儀正しい日本人、ラフなイメージの外国人が、祭りになると日本男児の本領発揮ですね。今までそうやって意識したことはなかったものの、
今回改めてそれを実感。ここで日本人の底力を見る、というか。
ちなみにアメリカではこんなケンカ祭りのようなイベントは彼の知る限りないそうです。
最後まで無事だった彼も、2回目の鉢合わせで運悪く神輿を押されて人の将棋倒しにあってしまい、足首を痛めてしまいましたが2日後には元通り。
よかったよかった。
なにわともあれ、おかげでとっても貴重な楽しい経験をさせてくれた川中さんに大感謝!!本当にありがとうございました!!